看護師のための明治文学

漱石の時代の介抱・看病・看護 

米沢慧 編著 (日本医療企画)


目次

はじめにーー漱石の時代の介抱、看病に学ぶ

第1部

第1章 精神的介抱と形式的介抱
1 病人の偽らざる心情
2 心からの介抱は何よりも効く
3 仰臥と食事と麻痺剤
4 ガラス障子の病室ーー子規庵

コラム 子規と漱石の友情

第2章 病と看護ーー夏目漱石『思い出す事など』
1 修善寺の大患
2 看護という「好意」
3 「痛み」を突き詰めていく
4 大きくなる看護婦の存在

作品 『変な音』

第2部 病室から見える在宅ケアの原形

第1章 病室で繰り広げられる看護ーー石川啄木と「看護日誌」まで
1 入院患者が見た病院
2 看護婦への関心を歌に
3 残された「看護日誌」

コラム 延命治療を拒んだ森鴎外

第2章 看取り・見送る風景ーー斎藤茂吉『死にたまふ母』
危篤の知らせ(十一首)/  看取り・見送りのとき(十四首)
葬道・野辺送り(十四首)/ 弔歌と喪(二十首)

特記 賢治の祈りと誓い

年表
引用・参考文献
文豪の軌跡を辿る記念館等一覧

おわりにーーいのちに寄り添う道標を探して

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